web、ブログ、SNSといったデジタルマーケティングを用いている企業のマーケターは、時に重要な課題にぶつかります。それは、その結果が信頼できるかどうか、その変化が有効なものであったかどうかといったことです。
そんな課題を解決するのが統計学です。
ここ数年、統計学の実務的な意義が見直され、多くの著書が出されています。
でも、多くの著書には、統計学、言い換えれば統計的手法の基礎的なことは書かれていません。
そこで、過去に私がお世話になったいwebサイトを3つご紹介します
おしゃべりな部屋 by 青木繁伸(元群馬大学教授)
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/index.html
このサイトは、本当にお世話になりました。なんと、統計学というマイナーな学問のwebサイトで560万超のアクセス数です。
ここには、統計学の初歩から多くの応用まで、そして例題も載っています。計算結果が正しいかどうかなども確認できますね。残念ながら青木先生は定年のためご退官されたとのことですが、以前は、チャットも運用されており、現在、活躍されているデータサイエンティストの多くがお世話になってのではないでしょうか。
ハンバーガー統計学 by 向後千春教授(早稲田大学)
早稲田大学の向後先生が、授業で使われた教材を公開してくれました。統計学は非常に実践的な学問なので入試問題には不向きで、力を入れて勉強する科目ではないようです。
ですので、いざ、大学に入って統計学を使おうと思っても、どこから手をつけていいのかわかりませんし、データを可視化するなど理解しにくい部分も多いです。そんな学生たちにもわかりやすいようにまとめられたサイトがこのハンバーガー統計学のサイトで頑張れば一晩で十分に統計学の導入が理解できると思います。
統計学の時間
https://bellcurve.jp/statistics/course/
株式会社社会情報サービス(SSRI)が提供している統計学検定2級相当の基礎的な内容をまとめたサイトです。 このSSRIは、エクセル統計というエクセルのアドイン機能を使った統計ソフトを販売している会社です。このエクセル統計は、パソコン黎明期からwindows時代に一斉を風靡した統計ソフトです。他の海外製ソフトは非常に高価でしたが、このエクセル統計は数万円で購入できたことから、一時期は非常に重宝していました。ハンバーガー統計学を読んで、高校時代の統計を思い出したら、この「統計学の時間」で補足するというのが良いでしょう。
まだまだ、たくさんのサイトがありますが、厳選して3つのサイトを紹介しました。データ分析は統計学の基礎知識なくしてはうまくいきませんので、最低限の知識は学んでから挑戦してみてください。
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