弊社マーベルサプライの主な事業はWEB制作ではありません。お客様からのオーダーでWEBサイトやWEBアプリケーションも作成しますが、WEB制作会社に比べれば実績豊富とは言えませんし、「Wordpressならお任せ」とCMSの選択肢が1つだけになることもありません。WEBサイト構築費用はリード獲得数とほぼ無関係ですので、できるだけシンプルにWEBサイトを構築し、運用に力を注いでいきましょう。ここでは、これまで使用してきた様々なCMSツールを比較表にまとめてご紹介します。
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CMSとは、コンテンツマネジメントシステム(Contents Management System)の略で、多くのレンタルサーバーでは無料でWordpress(ワードプレス)が使えるようになっています。
Wordpressは非常に使い勝手がよく、拡張性も高く、テンプレートも豊富で、世界で最も愛されている代表的なCMSといっていいでしょう。でも、このWordpressで作られたWEBサイトの多くは放置され、ひたすらサーバーのレンタル料金を払い続けることが多いのが実態です。
まずは、WEBサイトを何のために作成するのか、改めて確認し、その問題や課題を整理してきましょう。
WEBサイトは当初、事業者としての信頼の証、お客様が来訪する場合の案内といった目的で構築されてきました。しかし、すでに、WEBサイトはあって当たり前、お客様の来訪はGoogleマップを見てと、当初の役割は終えています。そして、ブランディングの時代に入ります。きれいなサイト、動画が入ったサイトなど、WEBデザイナーがその能力を発揮し、多くのユニークなWEBサイトが作られましたが、それを維持するには費用もかかり、結局、WEBサイトが収益を生むわけではなく更新されないまま、ブランド価値も維持できなくなっていきました。
そして、現在の主流となっているWEBサイトの役割は、リード獲得、つまり見込み客の獲得です。貴社のWEBサイトから毎月いくつのリードが集まっていますか。そして、WEBサイトは作って終わりの時代から、サイト運用の時代に入っています。
WEBサイトの目的をリード獲得とすれば、インターネット上のにあるほとんどのWEBサイトはその役割を果たしていません。リードの獲得目標が1日1件なのに、1週間に1件しかリードが増えていなければ、その差を問題と考えます。その問題を分解すると、貴社のWEBサイトの課題はおおよそ以下のようなことです。
これらの課題を解決するために、SEOやSEM、検索連動型広告で対応しよう、というように解決策を考えましょう。
WEBサイトが当たり前になった現在、リード獲得のためにはお客様のニーズを満たすコンテンツが必要になります。特に、コモディティ化している商材やイノベーティブな新商品を販売する際には、その商品やサービスに関するコンテンツだけではなく、経済、政策、社会、技術動向などの周辺情報なども重要なコンテンツとなっています。
さらに、そのコンテンツを詳しく知りたい、商品のことも知りたい、と思ってもらうことで、もしかすると貴重なコンテンツにアクセスしてくれるかもしれません。求められるコンテンツは常に変化し続けるので、運用型のWEBサイトへの変更がリード獲得のために必要になってきます。
このような対策を実行するには、CMS選びがとても重要になります。
創業が古い企業のほとんどは、「WEBサイトにはブログが必要だ」とWEB制作会社に提案され、ブログを運営したことでしょう。結局、続かなかった企業も多く、何の成果も上がらないただ手間のかかるWEBサイトを作ってしまった企業が後を絶ちませんでした。
その時に、シェアを伸ばしたCMSがWordpressです。Wordpressは無料で非常に高性能、拡張性も高く、優秀なCMSです。しかし、あくまでもコンテンツを管理する機能が優先され、リードを獲得するのに十分な機能は備えていません。例えば、Wordpressはmysqlというデータベース用いるためメンテナンスにはデータベースの知識が必要になります。また、フォームを埋め込むとフォームのアドオンに依存した顧客管理システムと連動した別システムにアクセスが必要、アクセス解析もまた別に、、、と欲しい機能を増やすと徐々に管理コストが増えていきますす。
管理コストを無用にあげないためには、CMS選びがとても重要になってきます。ここですべてのCMSを紹介できないので、G2によるCMSの評価を見てみましょう。右上にあるほど、満足度が高く、市場でのよく選ばれているCMSであり、一番右上がHubSpot CMSになります。G2の評価では、Wordpressを抑え高い評価を受けています。
ご紹介するCMSツールは、比較的多く使われているCMSツールを比較します。
主に、サーバーレスで利用できるCMSから5種類を選んでいますが、利用される実績が多い、Wordpressは比較対象として入れています。また、それぞれのサービスにはプランもたくさん設定されており、最適なプランを選ぶのは難しいです。そこで、今回はHubSpot CMS Starter(月額3,000円)に競合するプランをピックアップしてご紹介します。
HubSpot CMSは、これまでProfessionalとEnterpriseがリリースされていましたが、月額36,000円からと充実した機能のプロダクトを販売していました。今回は、そのダウングレード版としてStarterをローンチしました。静的ページ15ページまで、ページ無制限のブログに機能を絞ったプロダクトです。インバウンドマーケティングを始めるには価格も機能も十分です。
ペライチは、国内でも人気のクラウド型CMSです。ページ数が限られていますが、テンプレートが豊富なので、使い勝手のいいです。最近では、モジュールも高機能化してきているので、静的ページだけでつくるWEBサイトであれば、最良のツールでしょう。ページ数が少なければ、もっと安価なプランもあり、WEBサイトだけあればいいというビジネスには十分な機能を備えています。
Wixは、無料で始められるWEBサイトとして、2億人が使っている世界的に有名なCMSです。無力はテンプレートが多様であり、デザインも魅力的なものが多いことでしょう。また、フリーの写真素材も利用でき、さらに写真の加工もWix内でできてしまう優れモノです。価格もVIPプランでも月額2,500円と非常に安価です。デザイン重視のWEBサイトを作成するにはWixは一考の価値があります。
Jimdo(ジンドゥ)は、クラウド型ホームページ作成サービス 国内シェアNo.1(KDDIウェブコミュニケーションズ調べ)のCMSです。Jimdoは、ジンドゥー AI ビルダーを搭載し。プログラミングやデザインの専門知識が不要で、簡単にホームページを作成できます。また、特徴的なのは他サービスでは見られないメール機能が含まれているので、他にメールサーバーやGoogleやMicrosoftのサービスを必要としないことです。
Mobable Typeは、日本のシックスアパートメントが開発・提供しているCMSで、国内ではWordpressと並んで有名なCMSで、このMobable Type S1iはクラウド型で提供されるサービスの1つです。他のサービスと比較すると、自由度が高く、簡単にWEBサイトつくることよりも、WEB制作会社に依頼してユニークなWEBサイトを構築したい場合に使われます。他のサービスに比べてやや高めですが、その分、自由度が高いサイトを構築できます。
他サービスと比較するのは難しいですが、日本に限らず世界中で使われているCMSです。価格は無料ですが、サーバーをレンタルしたり、オンプレミスで構築する必要がありますので、サーバーに依存します。また、WEB技術がある場合には非常に便利ですが、WEB技術者やサーバー運営者がいない企業で独自に管理していくことは難しいと言わざるを得ません。クラウド型CMSが増える中、静的なWEBサイトでWordpressを使う理由はありません。Wordpress一強時代にも終焉を迎えていると言っていいでしょう。
クラウド型CMSツール5種とWordpressの比較表
出典:2021/8/5マーベルサプライ調べ
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