突然ですが、ブログを更新していますか?
このブログを読んでいるということは、今まさに更新していない、または、更新に苦しんでいる方ではないでしょうか。
お客様とお話ししていてよく耳にするブログを更新していない会社のあるあるネタをまとめてみました。
①社長が勝手に始めた
②WEB制作会社にブログがSEOになるといわれた
③スタッフ持ち回りで始めたが、ネタに尽きてしまった
④NGワード、個人情報を流してしまい強制終了
⑤クライアントから情報漏洩を疑われ終了
⑥コメント欄がスパムだらけになった
⑦ブログのアクセス数が伸びない
⑧ameblo、livedoorなどブログサイトでは閲覧が少ない
⑨SNSへの投稿が中心になりブログは休止
⑩ブログの更新が会社のお荷物になった
①社長が勝手に始めた
経営者が時間があるからブログを始めたいと言い出した。WEB担当者はじめ、従業員は長続きしないからやめた方がいいと思っていたが、言い出せずに、ブログを設置した。案の定、長続きせずに休止状態になっている。
対策1:経営者に任せてはいけません。そもそものブログの目的を設定していないのであれば、すぐにブログを閉じてください。一度、仕切り直して、ブログの目的、戦略、実施体制を構築しましょう。
②WEB制作会社にブログがSEOになるといわれた
外注先のWEB制作会社に、コンテンツを自分たちで更新できるからということで、WORDPRESSにてWEBサイトを更新する。これにあわせて、トピックやブログ機能を設置するとSEOになると言われ、言われるがまま設置した。しかし、どうしていいかわからないまま、放置している。
対策2:これも①と同じ状況です。一度、仕切り直して、ブログの目的、戦略、実施体制を構築しましょう。
③スタッフ持ち回りで始めたが、ネタに尽きてしまった
ブログを書いて、スタッフのモチベーションを上げていこう!と持ち回りでブログを書き始めた。数回、回ってきたところで、前に書いた人のネタをコピーするもの、忙しいからという理由で順番を変えるもの、いつも同じ食べ物ネタ・宴会ネタをあげるものが出てきて自然消滅。
対策3:ブログを日記として位置付けているとこのような事態になってしまいます。インナープロモーションとしてブログを位置付けているのであれば、このような内容でも良いでしょう。しかし、本来はお客様に有益な情報を発信するためのツールがブログのはずです。カスタマージャーニー を意識して計画的に書きましょう。
④NGワード、個人情報を流してしまい強制終了
時事ネタを拾って書いてみるも、誤報に踊らされ、嘘情報を発信してしまう。イベント写真を掲載してみるものの参加者の了承を得ずに掲載してしまいクレームが発生。リスク回避的に終了。
対策4:時事ネタを拾って書くことは短期的にブログのアクセス数を上げられる可能性があります。この手法はアフィリエイトや広告といったマネタイズをしているブログでは有効かもしれません。私たちが狙っているお客様のためのコンテンツとしてのブログにはあまりふさわしくないコンテンツかもしれませんので、トピックを十分に考えて書きましょう。
⑤クライアントから情報漏洩を疑われ終了
工事現場の情報を掲載したところ、クライアントから情報漏洩につながるので、削除するように要請があった。どのような内容が許容されるのかわからないので休止状態になっている。
対策5:BtoB向けブログは、企業間の取引を広げるためのマーケティングを目的にしています。自社がどのような仕事をしているのか紹介するのに、写真は非常に有効です。しかし、完成前の情報をブログに書いてしまうことは、契約違反になることがほとんどです。導入事例として、完成後に改めて、取材を申し込み、ブログ記事として掲載することとしましょう。
⑥コメント欄がスパムだらけになった
コメント欄に、お客様、関心のある方からのリアクションを期待していたが、ロボットにスパムやアダルトサイトへのリンクを入れられてしまい、狙い通りにならず休止状態になっている。
対策6:フォームはどうしてもスパムボットに狙われてしまいます。こちらもフォームに入力してもらいたいという意思がある以上、狙われるのは覚悟しておきましょう。スパム対策としては、最低限、定番であるCAPTCHA(キャプチャ)などを使えるシステムを採用し、ボットに書き込まれることは避けましょう。
⑦ブログのアクセス数が伸びない
ブログを書けども書けどもアクセス数が伸びない。社内で誰もその対処ができず、だんだんモチベーションが低下していき休止状態になっている。
対策7:ブログは書き続けることに意味があります。どこまで書き続ければ良いのかは諸説ありますが、150〜200記事は必要と言われています。これは、マラソンランナーの心理に近いかもしれません。走り始めた以上、ゴールするまで走り続ける。ただし、ブログにはアクセス解析機能がありますので、どのようなタイトルのアクセスがよかったのか、トピックは読者層とあっているのか、オーガニック検索からの流入が増えているか、チェックしながら気長に書いていきましょう。
⑧ameblo、livedoorなどブログサイトでは閲覧が少ない
外部のブログサービスに会社のブログを書いているが、芸能人ブログばかりが上位にくるので、ブログの閲覧数が伸びない。ブログサイトの上位になっても、WEBマーケティングの効果がわからないため、更新回数がどんどん減っている。
対策8:外部のブログサービスから自社のWEBサイトに流入させることは難しいと思います。あくまでも、読者はそのブログサービスのお客様であり、ブログサービスのプロバイダーもできる限り、その中にとどまってもらえるようにサービスを提供しています。自社ドメインでのブログ運用に切り替えてはいかがでしょうか。
⑨SNSへの投稿が中心になりブログは休止
以前は、ブログで配信していたが、SNSの台頭でSNSを中心に更新している。ブログは文章量が多くなり、負担感も高く、SNSの方が効果がありそうなので、ブログは更新していない。
対策9:SNSとブログは使い分けましょう。SNSはショートタームでの情報発信、ブログはロングタームです。また、ブログ記事はSNSに自動で転載できたり、RSSでWEBに埋め込んだりできますので、手間のかからないよう運用していきましょう。
⑩ブログの更新が会社のお荷物になった
ブログを誰が書くのか、何を書くのか、いつ書くのか、効果があるのか、このような議論がミーティングで出たが、結論が出ない。誰も直接は言わないが、ブログは会社のお荷物になっている。
対策10:ブログがお荷物になっていて、WEBにリンクやバナーがあるのなら、直ちに、リンクを外しましょう。あなたがそのようなWEBを見たら、全然更新されてなくてがっかりしませんか?あなたの見込顧客も同じように思うことでしょう。そして、ブログの運用が本当に必要なのか、つまり、WEBを使ったマーケティングがあなたの会社に必要なのか、十分に議論しましょう。多くの人たちがいつもスマホを片手に情報を集めながら暮らしています。そのような人たちへアプローチ手段を無くしてしまって良いのかどうかを確認することです。
もし、ブログが必要だと思ったのなら、私たちのブログをよく読んでください。
以上、よく耳にするブログを休止した10の理由を挙げてみました。
皆さんの会社では、このような状況になっていないでしょうか。
Googleの検索アルゴリズムは、ブログのような動的なコンテンツに対して、非常に有利なアルゴリズムになっていますので、ブログがSEOに効果があることは間違いありません。しかし、ブログを従前のような日記のようなブログとして使用することはあまりオススメできません。
ブログの記事をSNSの投稿と同じように扱ってはいけません。ブログの記事ひとつひとつを、YouTubeの動画と同様に、コンテンツとして扱うように認識を改める必要があります。
また、そのコンテンツは、顧客と見込顧客が望むトピックが含まれる内容でなくてはなりませんし、カスタマージャーニー を意識しなくてはいけません。ブログが長続きしないのは、ブログという手法が悪いのではなく、運用方法がよくなかったのです。近頃は、コンテンツマーケティングをうまく取り入れている企業も多くなります。下記にオススメ5社をご紹介させていただきますので、皆様の参考になれば幸いです。
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