これだけネットに情報が氾濫している時代に本を読めというのは時代に逆行しているようにも思えます。
私が師事した先生には、書籍にまとめられた内容は既に古くなっているから必ず論文集(ジャーナル)をチェックしなさいと言われていました。
しかし、書籍には良いこともあります。
それは、論文として出されたり、対談として話された内容を出版社によって行われた編集、つまり良質のまとめです。
あるテーマについて、ネット上や論文集に散在している内容を自分で編集する労力は並大抵のものではありません。最新ではなくとも、あるテーマでまとめられた知識を得たいときは書籍を読むことをオススメします。
さて、インバウンドマーケティングの「インバウンド」は訪日外国人ではありません。あえて言えば、訪日外国人はインバウンドツーリストです。
さ近頃、インバウンドマーケティングについての書籍が増えてきましたが、成功させるために必要な書籍を厳選して5冊ご紹介します。
目 次
1.【増補改訂版】インバウンドマーケティング/ブライアン・ハリガン、ダーメッシュ・シャア著
2.いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り (「いちばんやさしい教本」シリーズ) 単行本(ソフトカバー) 宗像 淳,亀山 將著
3.はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ/加藤 希尊著
4.セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで/ロバート・W・ブライ著
5.配色イメージワーク/小林重順著・日本カラーデザイン研究所編
1.【増補改訂版】インバウンドマーケティング/ブライアン・ハリガン、ダーメッシュ・シャア著
HubSpot創業者の2人の著作です。ブログを使ったマーケティングは、以前から行われていて、ブロガーと呼ばれるインフルエンサーがアフィリエイトなどで活躍していました。これらの手法を企業のマーケティングとして取組み、さらに、HubSpotとしてプロダクトを作ってしまったところが彼らの功績です。ですので、インバウンドマーケティングのバイブル的1冊と言えるでしょう。
2.いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り (「いちばんやさしい教本」シリーズ) 単行本(ソフトカバー) 宗像 淳,亀山 將著
イノーバの宗像CEOとイノーバからセールスフォースの移った亀山氏の著作です。インバウンドマーケティングでは、コンテンツは非常に重要な武器です。それを具体的に作っていくにはどうするかをやさしく丁寧に解説しています。文章ばかりの書籍は苦手だという方はこちらから読んでいくのも良いかと思います。
3.はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ/加藤 希尊著
セールスフォースにも参画した著者加藤氏の作品です。インバウンドマーケティングは、運用上、コンサルタントを使った方がうまくいきますが、顧客のことはその会社の全員が知らなくていけません。カスタマージャーニーについて社内ワークショップを開催するのは、社員全員が顧客のことを深く考える機会になるので非常に効果的です。カスタマージャーニー マップとして成果をまとめられれば、コンテンツ制作、ひいてはインバウンドマーケティングを成功に導いてくれることでしょう。
4.セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで/ロバート・W・ブライ著
インバウンドマーケティングでは、直接お客様にアプローチする機会は少ないです。私たちは、ほとんどの場合、私がどうかということを書くことを教わってきました。私がここに書いているようなYOU型で書くのはいつまでたっても違和感があります。また、ブログに書く書き方、メルマガに書く書き方、似て非なる文章を書いていかなければなりませんので、そ文章の書き方を教科書的に著された本書は是非とも手元に置いておきたい1冊です。
5.配色イメージワーク/小林重順著・日本カラーデザイン研究所編
web、印刷物などコンテンツを作るに当たって、必ず問題になるのが「色」です。たくさんのアンケートしてきて感じているのは、人の趣向はそれほど変わらないということです。つまり、配色によってイメージする印象は人それぞれですが、それほど大きく変わらないということです。配色を「好きか嫌いか」という問題からコンテンツを見る「お客様がどういう印象持つか」という問題に置き換えることで、きっとスムーズに「色」を決めることができるでしょう。
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