データサイエンス・マーケティング NOTE

DATASCIENCE / MARKETNG NOTE

インバウンドマーケティングの勘所5箇条

インバウンドマーケティングは、潜在顧客を惹きつけ、訪問者を見込顧客に変え、さらに顧客化し、商品やサービスを購入してもらって満足させる、一連のマーケティング理論です。

消費行動にはAIDMAやAIDASなど様々な考え方がありますが、デジタルマーケティングにはこの考え方が一番馴染んでいます。基本的な違いは、Dにあたる「Desire=欲求」にあります。インターネット上に情報が溢れる中、なかなか欲求をかきたてることは難しくなっています。インバウンドマーケティングでは、潜在顧客を顧客化する過程で、納得感や理解・共感といった部分を共有していく必要あります。

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1.マーケティング理論と整合した戦略

書道にはお手本があり、将棋には定石があるように、マーケティングにも理論が必要です。どんなに優れた理論であってもそれを実践できなければ価値はありません。しかし、実践するのは人間ですから、コンピュータのように膨大に記憶できないし、指示通り正確に動くこともできません。それでも、理論に従って実践する必要があります。そのためには必要なものは理論を実践する戦略です。

2.惹きつけるコンテンツ

世の中には、たくさんのアーティストがいます。どんなアーティストでも最近はチームで仕事をすることが多いようです。惹きつけるコンテンツをつくるためには、チームが必要です。チームが動くためには、目標や戦略が必要です。コンテンツ戦略はインバウンドマーケティングを成功させるための重要な第一歩であることを心に留めておきましょう。

3.ストレスのないコンタクト

貴社の営業担当者がアポイントメントをとる時にストレスを感じていませんか?さらには、そのお客様はストレスを感じていませんか?インバウンドマーケティングでもお客様との接点がいくつかありますが、お客様のことをよく理解した上でコンタクトしますので、お客様も担当者も同じ温度感で対話ができます。言い替えれば、そこまでお客様が理解・納得していない状況では、コンタクトしてはいけないということです。マーケティングが成功していれば、営業担当者のストレスは激減し、成約率があがることは間違いありません。

4.お客様、スタッフなどステークホルダーの満足感

世の中の多くのマーケティングは、アウトバンドと呼ばれる押し付けられるマーケティング手法です。録画したテレビを見る時はCMをとばしてしまいますね。インバウンドマーケティングでは、お客様が価値あると認めていることを確認しながらコンテンツを作成していきます。これを成し遂げるには、デジタルのプラットホームでマーケティングしていくことが非常に効果的であることは、容易にご理解いただけるでしょう。そして、そこからできあがるコンテンツやサービスはお客様もスタッフも高い満足感を得られることでしょう。

5.「全て」がデータ化された客観的な評価

「全て」をデータ化できるのか?いつもマーケターを悩ませることでしょう。その広告に効果があったのか?何が問題だったのか?これをデータで表すことは至難の業です。先に述べたように、インバウンドマーケティングのプラットホームはデジタルです。このプラットホーム上では、全ての事象をデータ化できると言っても過言ではありません。HubSpotは、これはデータ化できていると、疑問に思うことは全てデータ化されています。客観的な評価によってのみ、インバウンドマーケティングの理論は完全に実践されるでしょう。

インバウンドマーケティングの プラットホームをクラウドで提供できることに驚いていては、前に進むことができません。理論は実践してはじめて魂が宿ります。そして、インバウンドマーケティングを成功させて事業を拡大しましょう。

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Topics: その他, インバウンドマーケティング, HubSpot, マーケティングオートメーション

この記事を書いた人: 田邊 慎太郎 on 2018/10/03 18:00:00

1974年生まれ。MARVELSUPPLY 小樽商科大学大学院にてMBA取得(首席卒業)。 大学卒業後、シンクタンク研究員を経て、同社を設立 データサイエンス分野を中心に活躍。 データに基づく分析によってお客様に理解・納得していただける 戦略や戦術の提案を心がけています。