データサイエンスやHubspotの導入事例についてご紹介していきます。全国福祉力検定協会様は、半年ほど前にHubspotを導入していただきました。このようなビジネスプラットフォームは、毎日使い続けていくこと、長く使い続けていくことで徐々に成果が現れてきます。
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名 称:全国福祉力検定協会
設 立:2013年
会 長:深谷 隆司
所在地:〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町1-8-3 郵船茅場町ビル 6階
問い合わせ TEL:03-6280-3640 FAX:03-6280-3632 E-MAIL:info@fukken.or.jp
2013年にノーマリゼーション社会を理想に掲げ、検定事業を通して社会課題の解決するために設立されました。福祉力検定は、高校生から高齢者まで幅広い年代に受検され、国家資格の不要な事業における福祉の基礎知識を体系的に学べることから、毎年多くの受検されています。試験会場は全国260箇所、CBTにより受検できます。
佐野 浩隆さん
インタビュアー:
田邊 慎太郎(MARVEL SUPPLY)
実施日:2019/11/29 Fri
一般社団法人全国福祉力検定協会では、「福祉の心、一人ひとりに」をキャッチフレーズに、国スモールステップで福祉の知識を体系的に身につけることを進めています。福祉というと、社会福祉士や介護福祉士など多数の国家資格があり、たくさんの方が取得され福祉の仕事に就かれています。しかし、私たちは、一般のお仕事の中でも、障がいを持つお客様がご来店されたり、同じ事業所の同僚に障がいを持つ方がいらしたりと、職業に関係なく一般のひとにも、知識を身につける機会が必要だと考えています。
そこで、私たちは、福祉力検定と福祉ロボット検定という検定システムを作成しました。福祉力検定は、福祉の基礎知識を中心に体系的な知識が整っていることを確認できる試験で、福祉ロボット検定は、これからの時代を見据え、福祉に関わるひととロボットが調和のとれた関わりかができるよう知識を身につけるために開発しました。試験の実運用は、CBTソリューションズに運用を代行していただき、全国の全都道府県260箇所で受検できます。また、高等学校や専門学校などの学校を中心に、幅広く団体受検をしていただき、福祉の裾野を広げています。
福祉力検定を立ち上げた際には、全国にこの検定を知らせるためには、WEBサイトが必要だと考え、普通のWEBサイトを作成しました。また、リスティング広告やオウンドメディアも運用していました。
また、顧客管理はExcelで行いつつ、試験システムの受検データ、名刺交換した学校のデータを管理していましたが、実際にはExcelにデータをつくることが精一杯でした。WEBサイトも、WEB制作会社に指示をしながら、修正していましたが、制作だけの会社だったので、とりあえずWEBがあるだけの状況でしたし、メルマガも私があまり読まなかったり、送られてくるのがイヤだったりしたので導入には消極的でした。
いつ問合せが来るかわからないWEBからの問合せや日々お会いする学校の先生など、複数の入り口がある顧客データをExcelで管理するのは限界でした。また、それらを利用するということまでの施策を実施するには時間も人手も足りない状況でした。
WEBサイトを立ち上げた直後にリスティング広告を出稿したりしましたが、結果が不明確で効果が目に見えなかったので中止しました。WEB制作会社とも、その先の話はあまりしていませんでした。
私自身がメルマガに消極的だったこともあって、メールマーケティングは選択肢にありませんでした。一方で、WEB広告も効果が不明確という中で、マーケティング施策にはまったく取り組んでいませんでした。
私が所属するもう一つの会社である株式会社チャレンジドジャパンの常務取締役である澤田俊介と有限会社マーベルサプライの田邊社長が澤田の学生時代からの知り合いだったと聞いています。田邊社長が澤田にお話したことを、その後、澤田とともにお聞き(WEB会議にて)し、利用を始めました。
ただし、当時、澤田と私の共通理解だったたことは、顧客データベースが不十分で扱いにくいことや、では顧客データ管理して、どのように売上につなげていくのかということが課題となっていました。田邊社長からご提案が私たちの課題とマッチしていたので導入を決めました。
そもそもWEBからの問合せをメールで受けていたものがHubspotによって顧客データベースに保存されるようになり、工数が激減しています。また、これまであった顧客データも簡単にHubspotにインポートできるので、顧客管理が非常に楽になりました。
WEBサイトへの閲覧数は見れていましたが、Googleアナリティクスを見るのは手間になっていました。Hubspotの導入によって、どの問合せフォームからどれくらいのコンバージョンがあるのか、一目瞭然ですし、問合せがあったら、それを取引管理画面に自動で登録するようオートメーション化ことで、迅速な問合せ対応ができています。WEB導線のアドバイスもいただき、毎日、1~2件程度の問合せが入ってくるようになったので、毎日Hubspotを使っています。そして、最近では問合せがくるのが楽しくなってきました。
これまでは、日々の営業や管理業務が中心で、マーケティング施策まで行う時間もありませんでした。データ管理に使う時間が短くなったことや試験的におこなった施策に効果が見えることでマーケティングにも時間を使えるようになりました。まるで、2人分くらいスタッフが増えたように感じています。さらに、消極的だったメルマガ送信、メールマーケティングにも取り組んでいます。Hubspotのメールマーケティング機能は、送ったメールの開封率やクリック率、クリックした場所、読み取った時間などが明確にわかります。また、福祉力検定のフォームに入力した人、福祉ロボットのフォームに入力した人を自動的にリスト作成ができるので、6つに分けた顧客データそれぞれに内容を変えたメールを送っています。私が消極的だったメルマガですが、顧客への情報提供のような情報はみなさんが読んでくれていますので、書き手も実感がありますし、あまり読まれなくても次への課題を見つけてがんばっています。
Hubspotを使って、マーケティングやセールスの状況が、日々確認できるようになりました。例えば、WEBのアクセス数やコンバージョンがダッシュボードでわかるので、いちいちGoogleアナリティクスを開くような手間もありません。
このような状況になってくると、もっと顧客データを増やしたいと思っています。どのくらいのアクセス数があって、どれくらいの問合せがくる、どのフォームを改善すれば良いなど、施策と効果が目に見えるようになりましたので、少しづつファネルの上部の改善につなげていきたいと思います。
また、関心のある見込顧客へのアプローチを積極的に行っていきたいと思います。福祉はこれからも間違いなく重要な社会課題です。ますます高齢者が増えていきますし、支えていく若い世代とのバランスが悪化していくことでしょう。福祉全般ももちろん、福祉ロボット検定もたくさんの方に知って、体系的な知識を身につけてもらいたいと思います
若年層向けでは、高等学校の生徒様の受検を進めたいと考えています。つまり、BtoB型の事業展開を考えています。教育では、デジタルマーケティングだけではまだまだ難しいので、ダイレクトメール等の従来型のマーケティングとのハイブリッドで進めて行く予定です。
このような事例は、BtoB型のビジネスをインターネット上でマーケティングしていくにあたって不可欠な資料となっていくことでしょう。私たちも、より幅広い方にお読みいただけるように尽力して参ります。
全国福祉力検定協会 佐野浩隆様はじめ運営会社である株式会社チャレンジドジャパンの皆さま、ご協力ありがとうございました。
全国福祉力検定協会様には、以下のサービスをお使いいただいております。
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