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HubSpot Hacks #9 HubSpotでQRコードを送ってイベント受付のスタッフを省力化しよう

 イベントを開催する際に、事前に来場者にQRコードを配っておいて、受付をスムーズにしたいと思っているマーケティング担当者さんは多いと思います。

 HubSpotのメールアドレスやContactIDは、ユニーク(一意)になっているので、来場確認には便利なプロパティです。でも、100人分のQRコードを作成して、それを全員に送付なんて手間を考えると、QRコードの事前配布は却下です。

 でも、今回のHubSpot Hacksの方法なら誰でも簡単に、QRコードを動的に発生させて、マーケティングEメールで送ることができます。

 

目  次

1.QRコードのおさらい

2.マーケティングEメールとは

3.Google Chart APIでQRコードをつくる

4.マーケティングEメールにコードを埋め込む

5.おわりに

 


1.QRコードのおさらい?

 QRコードは、1994年にDENSOが開発したバーコードを発展させたマトリックス二次元型のコードです。ここでいうコードは、0と1やプログラミングで使われるコードよりも単純で、白と黒のマスがコードになっています。ですので、人の目では何が書かれているのかわからない、また、それを正方形の枠の中に押し込めることができるので、非常に少ないスペースで済むというメリットがあります。

 ちなみに、数字では約7,000字、かな・感じでは1,800文字程度まで記録することができます。

 PCの部品の管理、物流の荷役管理などで見かけることが多くなりましたが、一番よく使われているのは、LINEのID交換やpaypayの決済です。

 これが、どこでも見かけるQRコードです。

marvelsupply

 


2.マーケティングEメールとは

 ※HubSpot をすでにお使いの方は読み飛ばしていただいて構いません。

 HubSpot には、大きく2種類のメール機能があります。

 1つが、1対1メールでこれは日常的に使っているメールです。HubSpot 内では各コンタクトのポータルページからEメールを送信することができます。このメールの特徴は、開封確認ができることに尽きるでしょう。
 自分が送ったメールが読まれたかどうか、誰でも確認したくなりますよね。そして、メールを送信したことを電話で連絡し、確認してしまいます。リモートワークやテレワークが進み、会社にいる人が少なくなっている中で、このような作業は全く意味をなさなくなってしまいました。
send-one-to-one-email

 もう1つが、マーケティングEメールです。これは、メルマガや自動応答メールを送信する機能です。メルマガであれば、リストを作成して、そのリストにマーケティングコンテンツを任意の時間に送信します。自動応答メールであれば、フォームに入力して資料をダウンロードした方にお礼メールを送付したり、ステップメールを送ったりすることができます。

 このマーケティングEメールの優れた機能は、メールマーケティングの分析機能です。リードをセグメントしてメールマーケティングすれば、どのセグメントの開封率が高く、クリック率が高いか、傾向が一目瞭然でわかります。

 例えば、弊社の傾向で言えば、経営層へのメールマーケティングは開封率が高いですが、クリック率は低いです。一方、エンジニアへのメールマーケティングは、開封率は低いですが、クリック率は高いです。

 つまり、経営者は届いたメールはとにかく開いて読んでみる、とても気になるコンテンツでなければクリックしません。一方、エンジニアはメールが届いても興味がなければ開きませんが、開いてしまうと少しでもひっかかるとクリックする。こんな顧客インサイトが簡単に読み取れるようになります。

※ここから先がメールマーケティングの面白さです。

Eメールパフォーマンス


3.Google ChartでQRコードをつくる

 Googleで”QRコード”をググってみると、様々なジェネレーターがあることがわかります。WEBアプリケーションもあれば、エクセルのアドインもあります。

 でも、恐らく、Google Chartがあれば、すべて解決できそうです。

 Google Chartについては、下の2つに詳しく書かれているので、ここでは割愛します。

 Google Chart: Google

 Google Chart Tools入門:Let’sプログラミング

 ここで使う機能はQRコードの生成です。

 Google Chartは、”https://chart.apis.google.com/chart+パラメータ"で、様々な図表を描画してくれる機能です。QRコードのパラメータはqrですが、その他の必須パラメータと一緒にご紹介します。

図の種類:cht=qr

サイズ:chs=150x150

文字コード:choe=Shift_JIS

内容:chl=https://www.marvelsupply.jp

これを”&”つないで、URLにします。

例えば、

https://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=150x150&choe=Shift_JIS&chl=https://www.marvelsupply.jp

これをブラウザにコピペすると、下のように表示されます。

 QRコード生成の方法はこれで終わりです。簡単にできました。

qr

 


4.マーケティングEメールにQRコードを埋め込む

 これまでの方法では、コンタクトの静的なQRコードしか生成できません。

 ですので、面倒な作業は全く軽減されていませんし、お客様の利便性も上げることができません。Javascriptなどを使って簡単に動的なQRコードも書けますが、今回のテーマは、「イベント参加者に事前にユニークなQRコードを送る」でした。

 そこで、HubSpotのマーケティングEメールを使ってみましょう。

 ただし、この機能を使えるのは、HubSpot MarketingStarter以上のプランを購入されている必要があります。

 このマーケティングEメールには少しだけ制限がかかっているためです。

 マーケティングEメールのHubSpotの基本テンプレートには、いくつかありますが、これらはすべてQRコードを生成するには使用できません。

email_templete

 QRコードを生成するためには、先ほどのURLを<img>タグに入れてイメージとしてメールに記述します。先に、完成したメールを見てましょう。

email_added_qr

 このQRコードが、お客様ごとにユニークになっていると、イベント会場では大変便利です。受付時の混雑を避け、会場内ではQRコードを読むことによって、どのセミナーに出たのか、どのブースに立ち寄ったのかなどを知る手掛かりになります。

 では、作成方法です。先ほど、ブラウザーで表示したURL

https://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=150x150&choe=Shift_JIS&chl=https://www.marvelsupply.jp

を使います。このURLは静的なものだったので、動的にします。動的にしたいのは、赤字のところだけなのでここが動的になるようにしましょう。

<img>https://chart.apis.google.com/chart?cht=qr&chs=150x150&choe=Shift_JIS&chl=お客様>

 imgタグにURLを入れ、HubSpot のパーソナライズトークンを使います。パーソナライズトークンは、HubSpot CRMと連動したトークンですので、Eメールと連動したプロパティを表示してくれます。ここではEメールをQRコード化しています。(’お客様’はプロパティが空白だった場合に入れるテキストになります)

 このまま入力してもコードにならないので、編集メニューの「詳細」-「ソースコード」を開いて、上のコードをコピペしてください。

 HubSpot のオリジナルテンプレートは<img>タグが使えない仕様になっていますので、3rdパーティ製のメールテンプレートを使用してください。

 


5.おわりに

 QRコードは、非常に便利なツールで簡単に生成し、読み取りも簡単です。

 どのようなシーンで使えるか、改めて整理しておきましょう。

  • イベント開催時に事前にQRコード配布したい
  • 動的に生成したWEBサイトのURLを配布したい
  • セグメントごとに発行したQRコードを配布したい

 といった場合が考えられます。


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Topics: インバウンドマーケティング, HubSpot, マーケティングオートメーション, HubSpot Hacks

この記事を書いた人: 田邊 慎太郎 on 2021/06/11 16:00:00

1974年生まれ。MARVELSUPPLY 代表取締役社長 大学卒業後、シンクタンク研究員を経て、同社を設立 データサイエンス分野を中心に活躍。 データに基づく分析によってお客様に理解・納得していただける 戦略や戦術の提案を心がけています。 現在、MBA取得のため小樽商科大学大学院ビジネススクール在学中