データサイエンス・マーケティング NOTE

DATASCIENCE / MARKETNG NOTE

Hubspot・Asana・Clockify・マネーフォワード・ZoomなどSaasだけでテレワーク環境を構築

 MARVEL SUPPLYでは、Hubspot・Asana・Clockify・マネーフォワード・Stripe・Zoom・チャットワーク・Slack・Facebook・Instagramなど10種類以上のSaasだけで業務システム、テレワーク環境を構築しています。導入時のコンセプトは、「情報共有」でした。情報旧といっても、コミュニケーションというフローとして情報を共有するのではなく、「いつでもどこでも見たい情報がみれる」ストックとしての情報共有を目指しました。すでにテレワークを取り入れている企業が多いと思いますが、今後は情報をストックとして共有していく必要がありますので、そのような企業の参考になれば幸いです。

 

目  次

1.HubSpot導入前はどうだったか

2.「無料トライアル」から始まったHubspot導入

3.HubSpot導入の先にあるもの

4.SaasプラットフォームとしてのHubspot

5.MARVELSUPPLYのSaasシステム

6.おわりに

 


1.Hubspot導入前はどうだったか?

 MARVELSUPPLYは、2005年に設立し主にデータ分析業務を受託していました。おそらく、他の企業と同じように、エクセルでお客様名簿を整理し、年末と暑中見舞いのハガキをお客様に送付する。メールは社員が個々に使い、名刺も個人管理でした。営業は決まったプロセスはなく、なんとなく紹介や決まったお客様からのお仕事で会社がまわっていました。もちろん、情報の共有もされず、当時はチャットなどのツールもない、カレンダーは手帳。そんなアナログでバラバラな状況でした。

 


2.「無料トライアル」から始まったHubspot導入

 MARVELSUPPLYは、今でこそ、Hubspotのパートナーですが、無料トライアルを1年以上使用していました。その前はCRMのZ、グループウェアKを使用していました。CRMに顧客情報、見込顧客情報が貯まってくると、営業管理もしたい、メールも送りたいなど、その情報をもとに顧客との接点を持ちたくなってしまうのです。

 その後、しばらくたってHubspotからインサイドセールスを受け、色々とお話を進め、有料プランの導入、パートナーと進んできました。

  大きな声で言えるのは、

 「私たちも無料トライアルから始まった」

  ということ。

 


3.HubSpot導入の先にあるもの

 当初、Hubspotの導入目的は、業務の効率化でした。

 もちろん、その目的は果たされています。

 課題だった、その後、顧客情報、案件管理などの情報共有が進み、顧客接点の増加など、業務の効率化が進んでいきました。

 しばらくたつと、業務効率化は、誰のためなのか?社員のため?管理者層のため?そのような疑問が湧いていきます。

 現在、多くのSaas企業が取り組んでいるのは、顧客体験(カスタマーエクスペリエンス)の改善です。プロダクトを選ぶとき、機能を評価してしまいがちですが、最低限の必要な機能を備えていれば、それ自体では顧客満足度は得られません。最高の顧客体験によるカスタマーサクセスを成し遂げることこそ、プロダクトを選ぶ理由なのです。

 この顧客体験やカスタマーサクセスを追い求めるためには、各企業は自社の業務効率を高めていく必要があると思います。

 


4.SaasプラットフォームとしてのHubspot

 世界中(インターネット上なので適切ではないかもしれませんが)には、たくさんのSaasがローンチされています。では、どのSaasを使いますか?

 人気のチャットツール、タスク管理ツール、グループウェア、SEOなどこれらをまとめたもはカオスマップと言われるほど、カオスな状況にあります。

 私たちが救われたのは、Hubspotがプラットフォームとして利用していることで、Saasの選択が非常に簡単になりますし、それらを有機的につなぐことができています。まだまだ

Connect Ecosystem V3 - August 23, 2018

 


5.MARVELSUPPLYのSaasシステム

 皆さんの参考になればとMARVELSUPPLYのSaasシステム構成をまとめました。

 下のスライドを見てもらうと、SNSから会計システムまでがHubspotを介してつながっているのが、わかると思います。以前、jp-stripes Sapporoでいただいた質問に、導入にどれくらいかかりましたか?という質問がありましたが、順次導入し、半年ほどかかりました。

 特に、会計システムの載せ換えが一番大変です。会計に関連した給与計算などは、重要なバックオフィスツールです。しかし、移行後は、銀行はもちろん、Stripeも会計システムとデータ連携しているので、BtoBでもクレジットカード決済していただけるなど業務がスムーズになりました。

 そのほか、業務管理系、コミュニケーション系、ストレージ系、ミーティング予約でGoogleカレンダーもHubspotと連携しています。

Saas

 

 詳しくは、下のスライドを見て見てください。

 

 

 


6.おわりに

 中小企業こそ、Saas導入を進めましょう。

 中小企業にとって、直接、売り上げにつながらない費用は出したくないものです。

 しかも、採用が難しく、働き方改革もあって、人がやらなければならない仕事はやらないようにしたいものです。

 人がやらなくていい仕事とは、

 ・繰り返し行われる仕事

 ・考えなくてもできる仕事

 ・間違いやすい仕事

 ・インターネットでつながってる仕事  などです。

 例えば、領収書の入力をするために、事務員を雇うことは非常に非効率です。外勤営業が多い会社では、入力作業は個人が進めればよく、クレジットカードで支払わせることで省力化も進められます。外勤が少なければ、アウトソーシングの方が効率的な場合も多いです。

 これらの業務をいつでもどこでもできるように、すぐにSaasに置き換えましょう。そうすることで、効率的なテレワーク環境が構築できます。

 そして、新たなシステム開発は中止しましょう。

 システム開発は、「今」の会社に合わせてシステムが作られることが多いです。

 つまり、システム開発は「紙がデジタルになっただけ」です。

 Saasのメリットは、他社の成功事例をSaasベンダーがシステムに取り入れてくれるところです。

 あなたの会社でもSaasで社内システムを構築して見ませんか?

 

 

 


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Topics: インバウンドマーケティング, HubSpot, マーケティングオートメーション

この記事を書いた人: 田邊 慎太郎 on 2020/04/27 12:00:00

1974年生まれ。MARVELSUPPLY 代表取締役社長・MBA 大学卒業後、シンクタンク研究員を経て、同社を設立 データサイエンス分野を中心に活躍。 データに基づく分析によってお客様に理解・納得していただける 戦略や戦術の提案を心がけています。 小樽商科大学大学院ビジネススクール卒業